定年後の困窮が不安!老後破産を防ぐためには?

定年後の困窮が不安!老後破産を防ぐためには?

高齢化社会となっている近年は、老後年金だけで生活できないと言われ始めています。
特に女性は非正規雇用率が高いため、生活するだけで一杯いっぱいになってしまい、貯蓄するのも難しいです。
貯蓄がないと老後が心配という方も多いようです。
今回は、他人事ではない「老後破産」について解説していきます。

老後破産とは?

老後破産とは、定年後の生活が苦しくなってしまうことを言います。
日本には65歳以上の高齢者が3200万人以上いると言われていて、そのうち老後破産状態に陥っているのは約16人に1人です。
定年まで働いていても老後破産になってしまう場合もあるので、とても危険な状況だと言えます。

老後破産になってしまう原因は?

住宅ローンが残っている場合は、老後破産になりやすいです。
また、貯蓄に回せるお金がない場合も、老後資金が少なくなってしまう原因になります。
このような問題は、定年前に工夫をしてコツコツ貯蓄をしていくことで改善できます。
一度にたくさん貯めるのではなく、何十年もかけて少しずつ貯蓄を増やしていくのがポイントです。
住宅ローンなどは、定年前までに完済できるように計画を立てておく必要があります。
余裕があれば繰り上げ返済なども利用して、早めの完済を心がけてみてください。

どんな人が老後破産する?

収入が比較的多いにも関わらず、貯蓄に回していない人は老後破産しやすいです。
雑費や交際費への支出が多い傾向もあるので、見直す必要があるかもしれません。
また、子どもの自立が遅いと、老後破産につながる可能性があります。
高齢出産も増えたため仕方ない場合もありますが、できるだけ子どもが早めに自立できるような環境を作りましょう。

健康が一番大事!

健康であれば長く働けるため、貯蓄額も増えていきます。
健康でなければ定年まで働けず、退職金も減ってしまう可能性があるので、病気やケガの予防を怠らないようにしましょう。
また、働く力があれば、65歳以降も働ける可能性があります。
公的年金の受け取りも70歳まで止めておくことができ、貰える年金も増えます。
このような仕組みは知っておくと役に立つかもしれません。

 

今回は老後破産について解説してきました。
老後破産の原因は、ローンや貯蓄不足、子どもの自立に関することにありました。
老後破産は、お金の使い方を改めたり、老後資金を意識したりすることによって防ぐことができます。
自分には関係ないと思わずに、今一度真剣に考えてみてはいかがでしょうか。

マネーカテゴリの最新記事