オーガニック食品を意識的に選んでいる人にとって、着色料は気になるポイントです。
化学的な方法で作られた合成着色料は、発がん性の懸念もあります。
海外では使用が規制されているものもあり、できれば使いたくないと考える人も多いのではないでしょうか。
オーガニックな原材料で作られた天然色素なら、安全にカラフルなお菓子を作ることができます。
今回は、野菜や果物などで作られた天然着色料についてご紹介しましょう。
ビビッドなレッドも!赤色の天然着色料
イチゴジャムのような真っ赤な色は、赤いビーツの粉末で作り出せます。
お菓子のほか、ボルシチ作りにも最適です。
農薬、化学肥料・動物性堆肥を使わずに育てられた有機JAS認定オーガニック商品も売られているので探してみましょう。
また、ハイビスカスの花を粉末にした着色料パウダーもあります。
ただしこちらは卵白や小麦粉などアルカリ性の素材と加えると色が変化するので注意してください。
チキンライスやパスタなどにはパプリカパウダーもおすすめです。
オレンジに近い色味になりますが、トマト系の料理に良く合います。
天然着色料でも、合成着色料と同じように濃い赤色を表現できるでしょう。
アントシアニンの健康効果も!青色の天然着色料
鮮やかなブルーを表現するには、バタフライピーというマメ科の植物から作られるパウダーがおすすめです。
バタフライピーはハーブティーとしても売られており、青い色素は眼精疲労の予防に効果があるアントシアニンが豊富に含まれています。
味も匂いもほとんどないため、どんなお菓子にも使いやすいです。
ミルクやホイップクリームなどの白い食材に混ぜれば可愛らしい水色に。
酸性の素材と合わせると紫色に変化し、アルカリ性の素材と合わせると緑色になります。
色の変化も楽しめるので、用途に合わせて使い分けてみましょう。
優しい色も作れる♪黄色の天然着色料
レモンケーキやひよこをモチーフにしたお菓子を作るなら、黄色い色素が欠かせません。
カレーやたくあんにも使われているターメリックは、ウコンの茎を乾燥させて作られる香辛料です。
レモンの果皮を粉末にしたレモンピールパウダーは、爽やかな風味が洋菓子作りにピッタリ!
チーズケーキやサラダのドレッシングにもおすすめです。
そのほかマンゴーやとうもろこしの粉末も黄色の天然着色料として使えます。
野菜や果物で作られる天然着色料なら、使い過ぎを心配する必要はありません。
ただしスパイス類は適量を守りましょう。
お菓子や料理の材料にこだわって、安心安全なオーガニック生活を楽しんでくださいね♪