あるアンケートによると、家計簿をつけている人は全体の30.6%、過去に家計簿をつけていたという人は23.9%でした。
回答者の半数以上が家計簿をつけた経験があり、節約のために長年続けているという人も多いです。
しかしどうしても家計簿が続かない人、家計簿をつけても節約ができているとは思えない人もいるでしょう。
今回は家計簿をつける必要性と、家計簿を無理なく続けるコツについて解説します。
家計簿って本当に必要?収支を明確にするメリット
家計簿の主な目的はお金の出入りを見える化することです。
毎日の支出と収入を記録すれば、どれくらいのお金が消費されているのか把握できます。
節約するためにはまず、どんなお金の使い方をしているのか確認することが重要です。
頭の中で「今月はこのくらい使った」と覚えているのは難しいので、家計簿をつけてしっかりチェックしようというわけですね。
家計簿といっても専用の帳簿を用意する必要はなく、メモ帳やパソコンの表計算ソフトなどを使っても良いでしょう。
最近はクレジットカードや銀行口座と連携できる家計簿アプリを使っている人も増えてきました。
自分に合った方法で固定費や流動費を記録し、収支のバランスを確認しましょう。
なぜ続かないの?家計簿がストレスになることも
家計簿をつける時間が楽しめる人もいれば、出費を記録するのが苦痛に感じる人もいます。
ジャンル別にレシートを仕分けたり、用途や金額を書き写したりするのは時間も労力もかかりますよね。
マメなタイプの人なら無理なく続けることができますが、ズボラな人や家事や仕事で忙しい人は家計簿がストレスになってしまう可能性があります。
面倒くさがりの人、買い物や飲食でストレス発散をするタイプの人は、家計簿が逆効果になることも。
その場合は細かい収支ではなく、今月のまとめとして、いくら入っていくら出ていったかというざっくりした金額でもOKです。
出ていく金額を少しずつ減らすよう意識できれば、出費が発生するたび家計簿に記録する必要はありません。
電子決済派におすすめ!家計簿アプリを使おう
現金で買い物をしない人は、お金の出入りが見えにくく無駄遣いが多くなる傾向にあります。
電子決済と連携できる家計簿アプリなら、キャッシュレスな支払いも自動的に記録してくれるのでおすすめです。
カードの使い過ぎを防ぎ、どんなものに多くお金を使っているか把握できます。
夫婦や同棲中のカップルで共有して2人分の収支をまとめ管理することも可能なので、ぜひインストールしましょう。
家計簿をつけないと節約できないわけではありませんが、支出の内訳を把握することでどこを絞れば良いか判断するのに役立ちます。
収支のバランスを見たり、月ごとの出費額を比較したりすることもできるので、家計簿をつけるメリットは大きいでしょう。