ファンデーションやコンシーラーにはこだわりがあっても、化粧下地はあまり意識していない人も多いのでは?
ボディ用の日焼け止めを化粧下地代わりにしたり、スキンケア後にいきなりファンデーションを塗ったりする人も珍しくありません。
しかし、化粧下地にはファンデーションの厚塗りを防いだり、理想の質感を演出したりする効果があるのです。
今回は化粧下地の効果的な選び方と、メイクの仕上がりをワンランクアップする使用方法について解説しましょう。
化粧下地はカラーで選ぶ時代!ベース悩みを色でコントロール
化粧下地には特定の色味がプラスされたカラータイプも多く発売されており、色ムラやくすみ、赤みなどの肌悩みをカバーする効果が期待できます。
例えばクマやシミが気になる人はイエロー系の下地を、くすみが気になる人はパープル系の下地を使うとベースの色を整えてくれるでしょう。
カバー力の高いファンデーションを使わなくても、化粧下地でメイクがほぼ完了する優秀なアイテムもあります。
まずはすっぴん状態の肌をよく観察し、足りない色味を補うカラーを選ぶのがポイントです。
白浮きや黄ぐすみを防ぐには、肌トーンやパーソナルカラー(イエローベース・ブルーベース)のチェックも入念に。
求める質感は?美肌成分にも注目
すっぴん肌のお悩みは、色味だけではありません。
毛穴や凹凸が気になる人、テカりまたは乾燥が気になる人も多いでしょう。
毛穴補正効果のある下地やテカり・カサつきを防ぐ処方の下地、荒れた肌にぴったりフィットして化粧ノリを良くする下地など、さまざまなタイプがあります。
毛穴縮小・保湿力アップなどスキンケア効果のある美肌成分が配合された化粧下地も人気です。
乾燥しやすい人が毛穴カバー力に優れたアイテムを使うと、粉吹きや乾燥による崩れが気になることも…
求める効果だけでなく、元々の肌タイプに合わせてアイテムを選ぶのがコツです。

化粧下地はどう使う?正しい塗り方をマスター!
化粧下地は基本的に、パール1粒大が使用量の目安となっています。
多すぎるとファンデーションがよれる原因に、少なすぎるとムラになるので注意しましょう。
乾燥肌の場合は潤いが足りない場合もあるので、少しだけ足してもOK。
保湿力の高い化粧下地を使う場合も事前にスキンケアで肌を整えておきます。
日焼け止め効果のない下地を使うなら、UV対策はスキンケア後のすっぴん肌に。
化粧下地は適量を手の甲に出し、額・両ほほ・鼻・あごの5か所に点置きします。
顔の内から外に向かって優しく伸ばし、何も付いていないスポンジでなじませましょう。
肌にしっかり化粧下地が密着すると、次に使うファンデーションの持ちが良くなります。
化粧下地で理想の肌を手に入れられた場合はファンデーションを使わなくてもOK!
できるだけ薄付きにすることで、より崩れにくいメイクになります。