新型コロナウイルスの影響で、自宅で料理をする機会が増えた2023年。食材の価格高騰や健康意識の高まりなど、さまざまな要因から、料理に対する関心やニーズも変化しました。
では、2024年はどんな料理がトレンドになるのでしょうか？今回は、料理のトレンドに関する情報を集めて、注目のキーワードを紹介します。
ブルグル
ブルグルとは、トルコの国民食である挽き割り小麦のことです。デュラム小麦を湯通しして乾燥させ、細挽きや粗挽きにしたもので、栄養価が高く、食物繊維やミネラルが豊富に含まれています¹。オートミールに次ぐ、ヘルシーな食材として注目されており、カルディや業務スーパーなどで販売されています²。
ブルグルは、ごはんの代わりに炊いたり、サラダやスープに入れたり、様々な料理にアレンジできます。血糖値の上昇が緩やかであると言われているため、ダイエットにも効果的です。調理時間も短く、時短にもなります。2024年は、ブルグルを使ったレシピが増えることが予想されます。
クルンジ
クルンジとは、クロワッサンをぺったんこにプレスして砂糖がけにしたスイーツのことです。クロワッサンと韓国のヌルンジ（おこげ）をかけ合わせた造語で、サクサクの食感と甘い味わいが特徴です³。2023年には、ニューヨーク発のクロワッサンロールが流行しましたが、2024年はクルンジがブームになると見られています。
クルンジは、韓国で人気のスイーツで、日本でもカフェやベーカリーで販売されています。
また、家庭でも簡単に作ることができ、フライパンでクロワッサンを焼き付けて砂糖をまぶすだけです。見た目もインスタ映えするため、SNSで話題になっています。
英国式スコーン
英国式スコーンとは、イギリスの伝統的なお菓子であるスコーンのことです。小麦粉やベーキングパウダー、バターなどで作る生地に、レーズンやチョコチップなどを加えて焼き上げます。
外はカリッと、中はふんわりとした食感が特徴です。紅茶と一緒に、ジャムやクロテッドクリームを塗って食べるのが一般的です。
英国式スコーンは、2024年に開催される東京オリンピックの影響で、日本でも再注目されると予想されます。イギリスの文化や食に興味を持つ人が増えることで、スコーンの需要も高まるでしょう。
また、スコーンは小麦粉やバターの量を調整することで、ヘルシーにも作れます。自宅で手作りする人も増えそうです。
エッグタルト
エッグタルトとは、カスタードクリームをタルト生地に入れて焼いたお菓子のことです。ポルトガルやマカオなどで有名なスイーツで、日本でもコンビニやカフェで販売されています。カリッとしたタルト生地となめらかなカスタードクリームの組み合わせが絶妙です。表面を焦がしてカラメル風味にすることもあります。
エッグタルトは、2024年に平成以来のブームが来ると予想されます。理由の一つは、エッグタルト専門店が日本に進出することです。香港発の人気店「タルト・タタン」や、マカオ発の老舗店「ロード・ストウズ・ベーカリー」などが、2024年に日本での出店を予定しています。
これにより、エッグタルトの認知度や人気が高まるでしょう。もう一つの理由は、エッグタルトを使ったアレンジレシピが増えることです。例えば、エッグタルトを切ってサンドイッチにしたり、アイスクリームやフルーツをトッピングしたりと、さまざまな楽しみ方ができます。
ディップチュロス
ディップチュロスとは、チュロスをチョコレートやキャラメルなどのソースに浸けて食べるスイーツのことです。チュロスとは、スペインやメキシコなどで人気の揚げ菓子で、小麦粉や卵などで作った生地を細長く絞り出して油で揚げます。シナモンや砂糖をまぶして食べるのが一般的です。
ディップチュロスは、2024年に日本でも流行すると予想されます。理由の１つは、ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどのテーマパークで販売されていることです。
テーマパークでの人気メニューは、SNSで拡散されやすく、日本全国に広まる傾向があります。もう一つの理由は、ディップチュロスを自宅で作ることができることです。市販のチュロスミックスや冷凍チュロスを使えば、手軽にディップチュロスが楽しめます。ディップソースも、チョコレートやキャラメルだけでなく、抹茶やマンゴーなど、好みに合わせて変えることができます。
2024年も楽しい食事の時間を楽しんでくださいね。
